塗装方法−WAKOECO断熱

塗装方法−WAKOECO断熱

HOW TO PAINT

断熱の力を引き出す、
正しい塗装。

仕上がりを左右するのは、塗る前の準備。
下地を整え、しっかり撹拌し、適切に塗り重ねる。
WAKOECO断熱の塗装方法を、工程ごとにご紹介します。

水性塗料屋根・外壁・内装ローラー・刷毛で施工
WAKOECO断熱 14kg缶
14kg
WAKOECO断熱 4kg缶
4kg
電動撹拌機で
約3分の撹拌
一度に厚塗りせず
2回以上に分けて塗装
必要量の基準は
0.42kg / ㎡

塗布量は塗装面の状態・材質・施工方法により異なります。夏季は3回以上に分けて塗装することをおすすめします。

TOOLS & PREPARATION

塗装前に、道具を揃える。

下地の清掃から塗り重ねまで。作業に合った道具を準備しましょう。

  • 高圧洗浄機

    屋根・外壁の汚れや
    チョーキングの除去に。

  • 研磨・ケレン道具

    サンドペーパーなどで
    さび・劣化塗膜を除去。

  • 必須

    電動撹拌機

    特殊セラミックと樹脂を
    十分に混ぜ合わせる。

  • 下塗り材

    素材に適したシーラー・
    プライマー・さび止め。

  • ローラー・トレイ

    広い面の塗装に。
    基本は中厚のローラー。

  • 刷毛

    縁・溝・目地など、
    細かな部分の塗装に。

  • 養生用品

    塗装しない場所を
    テープ・シートで保護。

  • 保護具

    保護メガネ・手袋・
    マスクを着用。

作業を始める前に

塗装・乾燥中は十分に換気し、保護具を着用してください。屋根や高所の施工は、作業環境を確認のうえ、必要に応じて専門業者にご相談ください。

PAINTING PROCESS

塗装は、準備から仕上げまで。

下塗りの後に、WAKOECO断熱を2回以上に分けて塗装します。

  1. 01下地処理・下塗り汚れを落とし、下地を整える
  2. 02撹拌・希釈電動撹拌機と水道水で準備
  3. 03中塗り一度に厚く塗らず、均等に
  4. 04乾燥・上塗り間隔を守り、塗り重ねる
STEP 01
仕上がりの土台をつくる

下地を清掃し、十分に乾燥させる

汚れ・さび・カビ・ほこり・チョーキングを除去します。劣化した旧塗膜は、皮すき・ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで取り除き、ひび割れや欠損は下地に合った方法で補修してください。

  • 塗り替え:洗浄とケレンで、汚れ・さび・劣化塗膜を除去。
  • 新設:清掃・研磨・不陸調整を行い、必要に応じて目止め。
  • 屋根・外壁:ガイドに記載の洗浄後の乾燥目安は24時間以上。

ALCや多孔質の下地は、下塗りの前にカチオンフィラーなどで目止めを行います。漏れ・腐食・下地の浮きがある場合は、適切な補修が必要です。

高圧洗浄機で金属屋根の汚れを洗い流す施工例
洗浄・清掃から、塗料が定着する下地へ。
STEP 02
素材に合った下塗り材を選ぶ

下地に合わせて、下塗りする

下塗り材は、塗装する素材と既存の塗膜の状態に合わせて選びます。塗り残しを避け、下塗り材の施工条件・乾燥時間に従って作業してください。

屋根・外壁・内装では、必要な下地処理と下塗り材が異なります。以下は施工ガイドに基づく代表例です。

長柄ローラーを使って金属屋根を下塗りする施工例
下地の素材・状態に合わせて下塗り。
下塗り材の使い分け・代表例
塗装する場所・素材下塗り材・処理の目安
スレート屋根
カラーベスト・コロニアル
シーラー。下地の劣化箇所を補修してから下塗りします。
トタン屋根・鉄面エポキシ系さび止め。さび・腐食・穴あきは事前に処理します。
ガルバリウム鋼板エッチングプライマー・変性エポキシ等、素材に適した下塗り材。
窯業系サイディングシーラー。
モルタル・コンクリート・ALC新設はシーラー。塗り替えは微弾性フィラーを推奨(シーラーも可)。新設のALC・多孔質下地は、下塗り前に目止めします。
内装・クロス水性系エマルジョンシーラー等。カビ・汚れ・ヤニを除去し、凹みはパテで調整します。クロスの状態・種類により、除去や張り替えが必要です。

非鉄金属や防水面など、上記以外の素材は適合する下塗り材を確認してください。有機溶剤系シーラーは旧塗膜に膨れ・縮みを生じさせる場合があります。選定に迷う場合はお問い合わせください。

STEP 03
断熱機能を発揮させるための重要工程

電動撹拌機で混ぜ、水道水で希釈する

必ず電動撹拌機を使用

約3分棒などによる手混ぜは避けてください。

WAKOECO断熱には特殊セラミックが含まれています。開缶時は比重の軽いセラミックが浮いているため、電動撹拌機で十分に混ぜ合わせてください。撹拌時間は3分程度が目安です。

希釈には水道水のみを使います。一度に加水せず、少しずつ水を加えながら、使用する道具に合った濃度に調整してください。

道具別・水道水の希釈目安
道具希釈率
刷毛0〜10%
ローラー5〜10%
エアガン10〜15%

夏季は乾燥が早いため水道水を少し多めに、冬季は少なめに調整します。道具別の希釈率の範囲内で調整してください。

シンナー・油での希釈は厳禁。

缶の縁にできた膜や、乾いてしまった塗料も混ぜないでください。

STEP 04
厚く一度に塗らず、均等に

中塗りし、乾燥を待って上塗りする

基本は中厚のローラーを使い、縁・溝など細かな部分は刷毛で塗装します。一度に厚塗りすると亀裂が発生する恐れがあるため、必ず2回以上に分けて塗り重ねてください。

  • 中塗り後は、次の工程まで適切な乾燥時間を確保。
  • 夏季は乾燥が早いため、3回以上に分けた塗装を推奨。
  • 目地などに塗料が溜まったら、刷毛で塗厚を調整。

回数を増やす場合も、必要量を複数回に分けて塗布します。必要量と乾燥間隔を確認し、ムラ・塗り残しを避けて仕上げてください。

長柄ローラーで屋根面を均等に塗装する施工例
広い面はローラーで、均等に塗り広げます。
屋根の縁を刷毛で塗装する施工例
縁や細部は、刷毛で丁寧に。
刷毛で屋根の溝部分を塗装する施工例
溝・目地は塗料の溜まりを調整。
DRYING & RECOATING

乾燥時間も、塗装の一部。

塗り重ねの前に、温度・湿度と乾燥状態を確認しましょう。

再塗装間隔の目安

WAKOECO断熱を塗り重ねる際の目安です。下塗り材の乾燥時間は、使用する下塗り材の仕様に従ってください。

温度・湿度別の再塗装間隔
温度湿度再塗装間隔
25℃以上85%以下1〜2時間
21〜24℃85%以下3時間
10〜20℃85%以下4〜6時間

施工ガイド「施工方法」の再塗装間隔表を採用しています。指触乾燥(表面を触れる状態)と、重ね塗りできる状態は異なります。

PAINT COVERAGE

塗る面積から、必要量を確認。

施工ガイドの標準使用量を基準に、塗料の必要量を計算できます。

塗装面積(㎡)×0.42=必要量(kg)

0.42kg / ㎡は、乾燥塗膜厚300μmを基準とする理論塗布率です。
1回ごとの量ではなく、仕上げまでの合計使用量の目安としてご利用ください。

面積別の計算例
塗装面積必要量の目安
10㎡4.2kg
20㎡8.4kg
30㎡12.6kg
35㎡14.7kg
14kg缶の標準施工面積

30〜35㎡

施工ガイドに記載の参考範囲です。
材質・下地の状態・塗装方法によって使用量は変わります。35㎡の計算例は14.7kgとなるため、缶数は計算上の必要量も確認してご検討ください。

下塗り材の必要量は別途ご確認ください。実際の所要量は、塗装面の凹凸や吸い込みなどによって変わります。必要量や缶数に迷う場合は、塗装する面積・素材を添えてお問い合わせください。

QUESTIONS & ANSWERS

施工で迷ったときは。

よくある疑問と、仕上がりを左右する注意点をまとめました。

どのような素材に塗装できますか?

素材に適した下地処理とシーラー・プライマー等を組み合わせることで、屋根・外壁・内装などに施工できます。素材や既存塗膜の状態によって下塗り材が異なるため、下塗り材の代表例をご確認ください。防水面や特殊な素材についてはお問い合わせください。

壁紙・クロスの上から塗れますか?

クロスの上から塗装できる場合があります。ただし、クロスの種類や状態によっては除去・張り替えが必要です。カビ・ヤニ・汚れを取り除き、シーラーとパテで下地を整えてください。剥がした裏紙が残ると、下塗り後に水を含んで膨れることがあるため、丁寧に除去します。

水性ですか? シンナーで薄めてもよいですか?

WAKOECO断熱は水性塗料です。希釈には水道水のみを使用し、シンナー・油などは使用しないでください。希釈率は道具によって異なります。撹拌・希釈の手順をご確認ください。

手で混ぜるだけではいけませんか?

必ず電動撹拌機を使用してください。特殊セラミックと樹脂を十分に混ぜ合わせるため、棒などでの手混ぜは避けます。撹拌時間は3分程度が目安です。缶の縁の膜や乾いた塗料は混ぜないでください。

一度に厚く塗って、1回で仕上げられますか?

一度に厚塗りすると、亀裂が発生する恐れがあります。必ず2回以上に分けて塗装し、塗り重ねの前に適切な乾燥時間を確保してください。夏季は3回以上に分けた塗装をおすすめします。目地などの塗料溜まりは刷毛で調整します。

塗膜の膨れ・剥がれを防ぐには?

下地に残った汚れ・さび・カビ・劣化塗膜を除去し、補修・乾燥と、素材に合った下塗りを行うことが大切です。クロスの裏紙残りや、有機溶剤系シーラーによる旧塗膜への影響も確認してください。下地自体に浮き・剥離がある場合は、専門業者に相談して適切に処理します。

残った塗料はどのように保管・処理しますか?

直射日光を避け、5〜35℃の涼しい場所で保管してください。作業を中断する場合は、塗料の表面にビニールを密着させて覆い、蓋をします。開封後は速やかに使い切ってください。

内容物・容器は行政の規則に従って処理します。塗料が混ざった白濁水は下水・河川へ流さず、固めて処理してください。

仕上げ前の、5つの確認。

  • 下地の清掃・補修・乾燥
  • 素材に合った下塗り
  • 電動撹拌機で約3分
  • 水道水で適切に希釈
  • 2回以上の塗装と乾燥間隔
SUPPORT

下地や必要量に迷ったら、
お気軽にご相談ください。

塗装する場所・素材・面積をお知らせいただくと、
施工方法や必要な塗料についてご案内できます。

本ページの施工条件・数値は、WAKOECO断熱 施工ガイド W26-001に基づきます。再塗装間隔は同ガイド「施工方法」の表を掲載しています。下地や施工環境によって適切な処理は異なりますので、不明な点はお問い合わせください。